秋の風

休日当番


当たり前の様に
上司がきていて
事務所にいるのもなんだか
とりあえず息苦しいため
ふらりとお外に逃亡中


体調は悪くないけど
イマイチやる気が出ないわけで


青い空に
全く動かない大きな雲


秋風に吹かれて
ぼんやり眺める
大きな雲は
なんだかやけに眩しくて
直視できない


自分の感覚と
他人の感覚


気がつくかつかないかは
その人次第で
気がつかなければ
どんなに楽なんだろう


気がつくがために
しんどさを抱えて


動いてないと思っていた
大きな雲


ふと顔上げると
跡形もなく消えてしまって


残されたのはまた私だけ


もう少しだけ
風に吹かれて
のんびりしてよう


心が晴れてくるまでは。